水道を使うだけでもCO2が発生します

知らない方も多いかもしれませんが、水を使うだけでもCO2は発生します。水を綺麗にするための洗浄場や家庭へ水を届けるポンプ、水を浄化する下水処理場など、各施設で電力が使われるからです。

また、冬など家庭でお湯を使う場合は、加熱のためのエネルギーが必要になりさらにたくさんCO2が発生してしまいます。

まずは、「水を使うのにもCO2が発生する」という事実をしっかり覚えておき常に意識しましょう。

1,000ℓの節水を行うと、次のような削減に繋がります。

・0.98kWhの節電

・0.54kgのCO2の削減

蛇口はこまめにしめるなど意識する

「シャンプーをしているときはシャワーを止めて」

自宅で妻や母に言われたことがある方も多いのでは?

シャワーを1分間出しっぱなしにすると、10ℓも水は流れてしまいます。一人ならまだしも、これが5人家族ならどうなってしまうでしょうか。1家庭あたり50ℓ、ペットボトル約25本分も無駄になってしまうのです。

シャワーを浴びる人はお湯を使う方が多いはず。お湯はガスや電力を使う必要がありますが、これをじゃぶじゃぶと捨てていることになります。私たちが思っている以上に、水道水の送水には大きな電力が使われます。

特にシャワー中の頭を洗っているときなど、必要のない時にはこまめにシャワーを止めるなど意識していきましょう。それがあなたにとっての“当たり前”になれば、地球はどんどん平和になります。

環境省によると、シャワーのシャンプー中に節水をすることで一世帯当たりに次のような削減効果があるそうです。

・年間CO2削減効果:69kg

・年間排出量に対する削減割合:1.3%

・年間節約金額:約7,117円

どんな工夫をすればもっと削減になる?

水道の使い方に関しては、次のような工夫を実践してみましょう。

①風呂の残り湯を洗濯に使用する

溜めたお風呂のお湯をそのまま捨ててしまうのはもったいないです。残り湯は積極的に洗濯に使用しましょう。

毎回の洗濯で残り湯を使用した場合、年間で約20,000ℓの節水効果があり約5,200円の節約にもなるそうです。

また、環境省の発表によると、年間で約7kgのCO2削減効果もあるとされています。

②節水効果のあるシャワーヘッドを導入する

近年ではホームセンターやネットショッピングなどで、節水効果のあるシャワーヘッドが購入できる場合があります。一時的にお金や手間がかかりますが、最終的には節約とCO2の削減に効果的です。