イギリス留学を検討している方にとって、イギリスの気候は大きな関心事の1つです。「本当に雨が多いのか」「寒いのか」など、気になる点がたくさんあるはず。そこで今回は、イギリスの気候の特徴と主要都市の気候を詳しく解説します。イギリス 気候を知ることで、留学の準備もスムーズに進められるはずです。

イギリスの気候の概要
イギリスは春、夏、秋、冬の4季がありますが、日本ほどの夏の暑さはありません。一方で冬は乾燥し寒さが厳しいのが特徴です。
- 年間を通して小雨が頻繁に降る
- 冬に年間雨量の2倍の雨が降る
- 年間平均気温が日本より低い
ため、「雨が多い」「曇りがち」というイメージが強いのですが、実際の降水量は東京より少ないというデータも。日本では台風や梅雨で一時的に雨が降るのに対し、イギリスは細かく分散した雨が降るためこの印象があると考えられます。
また冬の日照時間が極端に短く、薄暗いイメージもあるでしょう。

イギリスの気候区分
イギリスには以下の4つの気候区分が存在し、地域によって気候が異なります。
- 南東部(ロンドン等): 夏は暖かく冬はそれほど寒くない。通年で小雨が多い。
- 南西部(オックスフォード等): 夏は暖かく冬はそれほど寒くない。通年で小雨が多いが特に冬に集中。
- 北西部(リバプール等): 夏は涼しく冬はそれほど寒くない。通年で大雨が多い。
- 北東部(エディンバラ等): 夏は涼しく冬は寒い。通年で雨が多い。
このためイギリスの天気は地域によって日々大きく変わるという特徴があります。
主要都市の気候
それでは実際に主要な留学先の都市別に気候の特徴を見ていきましょう。
ロンドンの気候
- 年間降水量は東京より少ない
- 冬の平均気温は東京とそれほど変わらない
- 夏は暑すぎず過ごしやすい
- 春は天気の変化が少なく過ごしやすい
- 夏はころころと天気が変わり予測が難しい
ロンドンでは折り畳み傘やレインコート、防水ブーツがおすすめ。夏でも軽めのジャケットが必要な時も。

オックスフォードの気候
- イギリスで最も天気の変化が激しく予測しづらい
- 乾燥した気候でイギリスの中でも降水量が少ない
- 春はまだ寒く冬のコートが必要
- 夏は過ごしやすい暖かい日が続く
- 10月から雨が増え、急激に寒くなる
- 冬は雪もあり、防寒具が必要
オックスフォードでは雨や雪に対応できるアウター、防水ブーツが必需品。
リバプールの気候
- 夏は暖かく、秋に急速に冷え込む
- 春は天気の変化が激しく注意が必要
- 6月が最も気候が穏やかで過ごしやすい
- 夏は湿度が高く蒸し暑い
- 冬は風が強く、霧が多い
リバプールでは春先の寒さに注意。夏は通気性のある服装がおすすめ。

エディンバラの気候
- イギリスで最も寒冷な気候
- 通年で湿度が高く雨が多い
- 春でもまれに雪が降る
- 夏でも最高気温が23度程度と低い
- 秋は豪雨に注意が必要
- 冬は雨や0度近い気温に対応できる厚手のコートが必須
エディンバラでは防寒対策が特に重要。冬物のコート等を十分に持参すること。
おわりに
イギリスの気候は地域によって特徴が大きく異なります。しかし適切な準備をすれば、快適に留学生活を送ることができるはずです。ぜひこの情報を参考に、無事で実りある留学のための備えをしていきましょう。