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中嶋ミネコの「うちエコ!」してみねぇ~


第4回 いつもの味にひと工夫 旬野菜のピリ辛メニューであったか生活
ゲスト:四川家庭料理『珍珍』の料理人 黄革(ファングー)さん
今回は「食べるウォームビズ」で「うちエコ!」しましょ!鍋のほかにも体が温まる料理はいっぱいあるはず。そこで今日は、旬の野菜で手軽にできる中国家庭料理に挑戦。四川省出身の黄革さんに、ピリ辛メニューを教えていただき、びっくりするぐらい汗をかいちゃいました。なんだかお肌も綺麗になってしまった気がします♪

辛み成分は「うちエコ!」の強い味方に





中嶋: 中国の四川省は気温の差が激しいと聞いたのですが、黄革さんは体調管理をどうしているんですか?
黄革: 四川の人は皆、食べることが大好きなんです。だから私も、体調管理は食事で。唐辛子を使った味つけは、夏は疲労回復や食欲増進に、冬は体を温めてくれます。
中嶋: 体を温めることは「うちエコ!」の大事な要素です。でも、日本では四川料理=辛い味と思い浮かべてしまう人が多いんですが‥。
黄革: ええ。ただ辛いだけではダメ。おいしい四川料理の条件は、辛さ・香り・色の3つです。季節の素材に合わせて香り豊かないろんな種類の辛さを使い分け、見た目でも食欲をそそる色に仕上げることが大切です。鮮やかな赤い色ほどおいしいとかね。
中嶋: 私でも手軽にできる、おいしい辛さの取り入れ方ってありますか?
黄革: 四川では、ラー油を家庭で作ります。日本では、市販のラー油に香りやコクをつければいいんです。ごま油やしょう油を加えたり、ネギ、ピーナッツなどの薬味を好みの量だけ刻んで入れるだけでも大丈夫。日が経つと香りが飛ぶので適量ずつ作るといいですよ。
中嶋: それなら私でも簡単にできそうですね。定番メニューもひと味違って嬉しいかも!

手軽で絶品!今宵は冬野菜で温まろう

中嶋: では、身近な材料で作れる四川料理を教えていただけますか?
黄革: まず「ニンジンの回鍋肉」を。四川の回鍋肉は、ニンジンと葉ニンニク(長ネギで代用可)を使います。
中嶋: えっ~!?キャベツだと思っていました。でも、ニンジンと葉ニンニクは体を温める効果が高く、冷え性予防や滋養強壮にも効果的だといいますよね。ニンジンは甘みがあっておいしそう!長ネギで代用できるのも嬉しいですね。

黄革: そして「四川風湯豆腐」は冬の家庭料理。安くて栄養のある豆腐は四川でもよく使います。栄養価の高いチンゲン菜やコマツナを一緒に茹でれば、風邪を引いたり、疲れた時には最高。ラー油を使った四川風のタレで、おいしい辛さを楽しんでください。
中嶋: 湯豆腐だけでも温かいのに、ピリ辛味でさらに汗をかいて・・・。暖房の温度も下げたくなりますね。定番料理も工夫次第で「うちエコ!」メニューなんて最高。早速、我家の定番メニューに加えなきゃですね。

☆レシピ

「ニンジンの回鍋肉」 2~3人前
材料: 豚バラ肉(300g)・ニンジン(小2本または大1本)・葉ニンニク(3本)または長ネギ(大1本)・サラダ油(大さじ2杯)・豆板醤(大さじ1杯)・しょう油(大さじ1弱)・砂糖(小さじ1杯)
ニンジンの甘みと豆板醤の辛みがほどよくマッチ。回鍋肉=キャベツと思い込まないで。冬の炒めものはニンジンが主役!
作り方: (1) 葉ニンニクを斜めに、茹でたニンジンと豚肉を食べやすい大きさに薄く切る。
(2) 熱した中華鍋にサラダ油を入れ、強火で豚バラ肉をカリッとなる程度に炒める。
(3) (2)にニンジンを加え、豆板醤をからめたら、中火にする。
(4) (3)にしょう油と砂糖を加え、葉ニンニクを入れてしんなりするまで炒める。
ポイント:
(a) 炒め物は手早くが基本。火の通りにくい豚肉は赤みがない程度に、ニンジンはレンジで7~8分、炒める前に茹でておく。
(b) 長ネギで代用する場合は、肉と一緒にスライスしたニンニク(2片)を炒めること。

「四川風湯豆腐」 2~3人前
材料: コマツナまたはチンゲンサイ(1わ)・木綿または絹ごし豆腐(1丁)・ショウガ(少々)・塩(小さじ2杯)・白コショウ(少々)・うまみ調味料(適宜)・万能ネギ(1~2本) 中華ダレ[ラー油(大さじ4杯)・しょう油(大さじ2杯)・ゴマ油(大さじ1杯)・塩(小さじ1杯)・うまみ調味料(小さじ1杯)・煎りゴマ(適宜)・粉山椒(適宜)]
緑と白の鮮やかな色合いで見た目も楽しめる湯豆腐。辛すぎない深みのあるタレは、スープはもちろん、おかゆに混ぜても美味


上段左からラー油、しょう油、ゴマ油。下段左から万能ネギ、粉山椒、煎りゴマ。好みの薬味でアレンジするのも楽しい
作り方: (1) コマツナを葉先と根もとの2つに切り分け、豆腐はひと口大に切る。ショウガは皮ごとせん切り、万能ネギはみじん切りにする。
(2) 中華鍋に半分量の湯を強火で沸かし、ショウガ、白コショウを入れ、沸騰したらコマツナの根もと部分を入れる。
(3) コマツナが柔らかくなったら、豆腐、コマツナの葉先を入れ、塩を加え、葉がしんなりしたらうまみ調味料を加えて火を止める。
(4) 中華ダレの材料を混ぜ合わせる。
(5) 盛り付けた湯豆腐とタレに万能ネギをあしらう。
ポイント: (a) 中華ダレの辛さはラー油の量を少な目にして好みで調節を。
(b) 葉もの野菜は、手早く調理して旨みや栄養分を逃がさぬこと。

野菜ソムリエ・ミネコのベジ食ベル講座♪

ニンジン
主成分のカロテンは体内でビタミンAに変化。免疫力を高めて風邪を予防し、肌荒れやシワの予防効果にも。油と一緒に摂取すると吸収力アップ。軸の切り口が太いものは、芯が太くて硬いので避けてね。
ネギ
辛み成分は体を温める効果あり。臭い成分は疲労回復や風邪を予防するビタミンB1の吸収力を高める。緑と白の境目がはっきりとして、重さと弾力があるものを選んでね。
コマツナ
栄養素を多数含むが、特にビタミンや食物繊維が多く、美肌効果や冷え性予防に効果的。カルシウムや鉄分も豊富に含まれる。余った時はその日に茹でて冷凍を。
トウガラシ (ラー油、豆板醤などに含まれる)
辛みのもとはカプサイシン。油に溶けやすく、血行をよくして体を温める効果が高い。脂肪の燃焼を助け、肥満防止にも。好みの辛さで効果的に取り入れてね。

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