「環境モデル都市」富山市の取り組み
コンパクトシティ戦略によるCO2削減計画
「環境モデル都市」富山市の取り組み
1.「地方中心都市型環境モデル都市」富山市
富山市は2008年7月22日に政府より環境モデル都市に選定されました。人口約42万人、総面積1,242k㎡と広大な市域を有する地方中核都市で、1世帯あたりのガソリン消費量が全国二位と、全国でも自動車依存度が著しく高い都市です。
2030年に30%、2050年50%(2005年比)の温室効果ガスを削減するという目標を掲げ、LRT(Light Rail Transit)を中心とした公共交通を活性化させて、それらを軸としたコンパクトなまちづくりを目指しています。
2.再生可能エネルギー等の活用
富山市では、大量生産・大量消費・大量廃棄の社会構造から転換して、省資源・省エネルギー、リサイクルなどによる循環型社会を築き、環境にやさしい循環型のまち「富山市エコタウン」を展開しています。その一環として資源循環の拠点を整備することで、バイオマスエネルギーや熱エネルギーを活用していきます。
また、豊富な水資源を利用した小規模な分散型再生可能エネルギーとして、小水力発電を各所で導入します。
3.市民参加の仕組み
市長がキャプテンを務める官民一体のエコ活動組織「チーム富山市」を組織し、市民や企業が自主的にその一員となって、それぞれが創意工夫した温暖化防止に向けての活動を行える仕組みづくりをしています。「チーム富山市」では、省エネ住宅やエコ機器の導入、ゴミの減量化など、市民参加型の温暖化防止活動を推奨及び実施していきます。
4.交通体系の整備
低床式車両の活用や軌道・電停の改良が行われ、快適で利便性豊かな次世代型路面電車システムLRT(Light Rail Transit)を導入し、運行本数を大幅に増やしたり、バリアフリー化を進めたりすることで、自動車利用者がLRTを利用するよう誘導し、富山市が抱える自動車に過度に依存した交通体系を改善していくことを計画しています。
併せて交通渋滞を緩和する交通結節点周辺の立体交差化やLRT軌道敷緑化等を行い、公共交通を活性化させていきます。
5.コンパクトシティの実現
現在、郊外拡散が進んで低密度な市街地となっている富山市ですが、LRTを軸とした公共交通を活性化させ、その沿線に居住、商業、業務などの都市の諸機能を集約させることで公共交通沿線の人口密度を高めます。このような集約型都市構造を構築することにより、市民生活における移動距離を短縮し、歩いて暮らせる街「コンパクトシティ」を実現します。その結果、車がなくても安心して生活ができるようになり、自動車依存度が大幅な低減を実現していきます。
出典:
首相官邸:環境モデル都市の取り組み
首相官邸:環境モデル都市アクションプランの概要
富山市:富山市環境モデル都市行動計画

