Flash Playerをインストールしてください。 Get Adobe Flash player

2050年の低炭素社会に向けて 私たちができること
ホーム > 低炭素社会って? > 低炭素社会に向けた世界の取り組み > カーフリー・低炭素団地の形成(ドイツ/フライブルグ)

カーフリー・低炭素団地(ボーバン住宅地)の形成(ドイツ/フライブルグ市の取り組み)

再開発をきっかけに低炭素な都市計画

フライブルグ市は環境に配慮した様々な取り組みを早くから行っています。ボーバン地区の再開発にあたり、自動車に極力依存せず、かつ、建築物からの温室効果ガス排出量を大幅に削減した住宅街区を形成してきました。
フランス間理の兵営地であったヴォーバン地区がドイツに返還され、フライブル市に払い下げられたことを契機として、約38haの再開発が行われることとなり、94年、ヴォーバン地区の都市計画案の6つの方針が示されました。

  • 1. 住居だけでなく、職場も提供できる住宅地
  • 2. 徒歩交通、自転車交通、公共交通の絶対的優先
  • 3. 徹底した緑地保全、大樹の保存とビオトープの保護
  • 4. 異なる社会グループが入居できる多様性
  • 5. 住居区から緑地への優れた接続
  • 6. 低エネルギーハウス建築様式と地域冷暖房

自動車に依存しないまちづくり

イメージ図

フライブルグ市ボーバン地区の路面電車の軌道緑化(環境省撮影)

フライブルグ市では、大気汚染対策として、自動車依存からの脱却と、徒歩交通、自転車交通、公共交通の強化を行ってきました。
公共交通機関が機能するよう、地区内の人口密度を130/ha(東京23区並)に設定。2006年には団地内に路面電車を延伸し、軌道は緑化されました。
団地内の駐車場については、団地の端3ヵ所の立体駐車場に集約され、団地内の大部分は駐車場の設置を禁止、居住地区からは路面電車の停留所の方が駐車場より近くなるように設計されています。
また、マイカーの所有を抑制するかわりにカーシェアリングシステムが整備されており、マイカーの所有率は85台/1000人にとどまっています。

低炭素街区

イメージ図

ボーバン地区の都市計画図(EICネットホームページより)

フライブルグ市では、ボーバン住宅地の計画当時、公共施設や市が分譲した土地の建築物等を対象に、国の建築物省エネ基準と比べ2倍厳しい独自の省エネ基準を条例で制定し、結果的に現在の国の省エネ基準の10年前倒しを行いました。
木質バイオマスと天然ガスを併用するコージェネレーションシステムと接続すること、義木質バイオマスと天然ガスを併用するコージェネレーションシステムと接続することを義務化(パッシブ技術を導入し、太陽熱温水器と高効率個別熱源を採用した住宅については、接続義務を免除)。また、パッシブソーラー住宅のための方角に配慮した街区割となっており、街区内の建物配置は、隣接する森からの冷気を取り込むため、「風の道」に配慮したものとなっています。これらの取り組みにより、住宅地全体の温室効果ガス排出量は、従来型住宅地の水準から60%削減しました。
加えて、太陽光発電等の積極的な設置や市民風車への出資等により、さらなる削減がなされています。出資した市民風車の削減分を考慮すると街区の温室効果ガス排出量は100%削減を達成したことになります。