チーム員活動報告

『エコライフ・フェア2009』でローカーボンイベントを実践!

2009年6月22日(月)

安井レイコの「うちエコ!活動報告」

毎年6月は「環境月間」。国民の環境保全への理解と関心を高めるために、各種の行事が実施されますが、その中で毎年恒例かつ一大イベントとして定着しているのが、チーム員である環境省などが主催する「エコライフ・フェア」です。環境保全型のライフスタイルを広めていくことを目的として、行政、企業、民間団体などの環境保全への取組を紹介。環境保全の大切さや環境保全活動への積極的な参加について、人々を理解、意識の段階から実際の行動へと導くきっかけとなる場を提供するものです。今年も「エコライフ・フェア2009」が6月6日(土)・7日(日)、東京・代々木公園ケヤキ並木/イベント広場にて開催されました。今回のテーマは「エコは地球の(あい)ことば」。低炭素社会の実現に向けた各出展ブースが大盛況でしたが、イベント自体もなるべくCO2を出さないよう様々な取組が行われました。そこで、その具体的な各取組をご紹介します!

   
今回は63団体が出展、2日間で約65,000人が来場しました。
来場者には事前に、公共交通機関の利用を呼びかけました。

イベントの概要
 イベント名  エコライフ・フェア2009
 主催  エコライフ・フェア2009実行委員会
 環境省、東京都、渋谷区、(独)環境再生保全機構、(財)経済広報センター、
 (財)水と緑の惑星保全機構、(財)日本環境協会、(財)地球環境財団、
 (財)環境情報普及センター、(財)自然環境研究センター、
 3R活動推進フォーラム、
 日本廃棄物団体連合会、渋谷区商店会連合会
 開催日時 平成21年6月6日(土)11:00~17:00
  ~平成21年6月7日(日)10:00~17:00 (2日間の開催)
 開催場所  代々木公園(ケヤキ並木・イベント広場)
 天候  初日:雨のち曇り  2日目:晴れ

参加人数等
指標 人及び団体 把握方法
 来場者数  6月6日 16,970名
 6月7日 47,794名
 カウンターにてカウント(出入口近辺)
 参加(出展)団体  63団体  イベント事務局にて把握
 運営事務局スタッフ  200名(2日間の延べ人数)  イベント事務局にて把握
 ボランティアスタッフ  30名(2日間の延べ人数)  イベント事務局にて把握

ローカーボンイベントに向けた取組(1) 「使用する電力でCO2を削減!」

イベントを開催するにあたり、必要な電力を可能な限りCO2削減に貢献できる形で供給することが低炭素イベントの基本です。今回は、グリーン電力をはじめとする様々な取組が導入されました。さらに、実際のエネルギー使用量や環境負荷削減効果のデータも数値化されています。

   
イベント事務局の使用電力はグリーン電力(太陽光発電)を使用
メインステージには太陽光発電パネルを設置し、LIVE・トークショー等のステージ用電力として使用
   
会場内の数ヵ所に設置された発電機には、バイオ混合燃料を利用

エネルギー使用量
イベント会場の電力は総て発電機(燃料は軽油+FAME)にて発電
  単位 使用量 収集方法・確認事項等
 化石燃料  液化石油ガス(LPG)  kg 90.00   手配量(使用量は不明)
 軽油  L 1,258.75   
 その他  FAME  L 66.25   脂肪酸メチルエステル
(Fatty Acid Methyl Ester)
※軽油95%にFAME5%を混合したE5燃料を使用。

水使用量
  単位 消費量 備考
 上水  立方メートル 144   イベント終了後に水道料金として使用量が請求される

購入したグリーン電力量
  単位 消費量 備考
 グリーン電力証書購入量
(太陽光電力)
 kwh 1,300   事務局使用電力分として購入


ローカーボンイベントに向けた取組(2) 「飲食でゴミを出さない! 水をなるべく使わない!」

大規模イベントの開催で避けて通れないのがゴミの問題。特にゴミが発生しやすいのが飲食ブースです。そこで、各飲食店舗と連携し、リユース食器を利用。さらに、洗うのに大量の水を使ってはCO2削減にならないということで、水をなるべく使わない取組も実践されました。来場者には「マイ箸」や「マイボトル」の持参も呼びかけられており、主催側と来場者側が一体となって低炭素イベントを盛り上げました。

   
飲食ゾーンでは「ディッシュ・リユース」を実践
食べたいものが決まったら、食器リユースコーナーでお皿を借ります。
そのお皿を持って各お店でフードを購入
   
食べ終わったら再び食器リユースコーナーへ
   
用意されている布切れで食器の汚れを拭き取ります。この布切れは不要になったものを有効活用しています
きれいになった食器を返却。汚れが拭き取られているので、洗浄水が少なくてすみます。これでゴミと水の使用量を大幅に削減!

ローカーボンイベントに向けた取組(3) 「フードマイレージの表示」

食料を輸送するのに燃料(エネルギー)が消費されます。食料を輸入してから消費者の口に入るまでに、食料がどれくらいの距離を運ばれてきたかを数字で表したのが「フードマイレージ」。各飲食ブースでは、できる限り近くで生産された、なるべく旬の食材で飲食物を提供する「地産地消」「旬産旬消」が実践されました。さらに、各メニューにフードマイレージ表示することで、関心を持ってもらうよう配慮しました。

   
飲食メニューはオーガニック・国産を推奨。さらにフードマイレージを表示
なるべく近くで生産された食材を使ったほうがCO2削減につながるという“フードマイレージ”の考え方を来場者にアピール

ローカーボンイベントに向けた取組(4) 「ゴミの削減&リサイクル」

イベント全体で発生するゴミの削減にも取り組みました。なるべくゴミを出さない「リデュース」、再使用できる工夫を施した「リユース」、さらに、資源化再利用する「リサイクル」の「3R」を実践!

   
事前配布チラシは、捨てずにブックカバーとして利用できるデザインに
    
不要のパンフレットは出口2ヵ所で回収し、再利用。無駄なゴミを減らします
会場内のゴミは5種類(燃えるゴミ、燃えないゴミ、ビン、缶、ペットボトル)に分別回収
    
燃えるゴミ以外はイベント終了翌日に引き取られ、リサイクルに回されました

廃棄物排出量及び処理方法
廃棄物の種類 処理方法 量(kg)
 一般廃棄物(可燃ごみ)  焼却 210  
 一般廃棄物(生ごみ)  リサイクル
 ※乾燥→肥料化(堆肥)
15  
 ダンボール  リサイクル
 ※圧縮・梱包→再生工場にて溶解→製紙原料として出荷
40  
 ミックスペーパー  リサイクル
 ※圧縮・梱包→再生工場にて溶解→製紙原料として出荷
320  
 びん  リサイクル
 ※破砕・カレット化→瓶原料・土木材料・建築材料として出荷
30  
 缶  リサイクル
 ※切断・圧縮→鋼材として出荷
3  
 ペットボトル  リサイクル
 ※破砕・圧縮固化→プラスチック原料として出荷
27  
 廃プラスチック類  リサイクル
 ※溶鉱炉でガス化し、発電→東京電力へ売電
80  
廃棄物排出量と処理方法については、今回のイベントに協力いただいた廃棄物処理業者(リサイクル業者)からの情報提供です。

ローカーボンイベントに向けた取組(5) 「設営・搬出車両の削減」

各出展ブースの設置、撤去時の車両台数を大幅に減らすことに成功。各団体が撤去のための車両を個々に出すのではなく、まとめて輸送できる宅配便の活用を推奨しました。また、主催者側のスタッフの車両も必要最低限に抑えました。

車両を減らすアクションとして、出展団体に宅配便の活用を呼びかけました
イベントの前日の搬入及び終了後の搬出で使用した車両数
資材運搬用:設営/撤去 2t車=3台/3台、4t車=3台/2台、10t車=7台/7台
スタッフ車両(ワンボックスカー等):設営/撤去 5台/5台
出展者車両: 設営/搬出 132台/90台
(内訳 大型車39台/31台、普通車93台/59台)
※(参考)2008年出展者車両:設営/搬出 191台/122台


【参考資料】
イベントの運営に伴う二酸化炭素排出量
  単位 合計 割合 排出係数
(B)
使用量等
(A)
排出量
(kg-CO2
(A×B)
 LPG  kg  90.00 270.2   7.3%    3.002  (kg-CO2/kg)
 軽油  L  1258.75 3303.4   89.4%    2.624  (kg-CO2/L)
 エネルギー 3573.6   96.7%    
 上水  立方メートル  144.00 51.8   1.4%    0.360  (kg-CO2/立方メートル
 廃棄物
(可燃ごみのみ)
 kg  210.00 71.4   1.9%    0.340  (kg-CO2/kg)
 合計 3696.8   100.0%    
燃料についての排出係数の出典は、地球温暖化対策の推進に関する法律施行令第三条別表第一です。なお、前述の排出係数は炭素換算値のため、上記の表では、44/12を乗じてCO2換算値にしてあります。また、化石燃料の排出係数については、上記の表では、単位発熱量を乗じています。
上水、廃棄物についての排出係数の出典は、環境省「(家庭からの二酸化炭素排出量算定用)排出係数一覧」(平成18年6月)
廃棄物については可燃ごみのみを対象としました。

排出された二酸化炭素排出量は3,696.8kg-CO2で、その内訳は以下の通りです。

また、イベント期間中の来場者数64,764名なので、来場者1人あたりの二酸化炭素排出量は「0.0571kg-CO2/1人」(3,696.8÷64,764)となります。この量は、1人当たりの家庭からの二酸化炭素排出量5.8904 kg-CO2/1人日の約0.97%です。(全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト「家庭からの二酸化炭素排出量(2007年)」より算出)

※算出協力:(株)エコマネジメント研究所

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