チーム員活動報告

「環境配慮設計ガイドライン」を制定し、温暖化防止を推進する帝人

2009年3月4日(水)

チーム員である帝人グループは、環境経営の3つの柱を立て、温暖化防止に取り組んでいます。日常の事業プロセスで環境負荷を低減させる活動である「環境保全」、環境改善への貢献自体を目的とする「環境ビジネス」、そして「環境配慮設計」です。「環境配慮設計」とは、調達、生産、使用、廃棄という製品のライフサイクル全体を通して、環境に与える影響を設計の中に取り入れ、環境負荷を低減させることです。

これまで帝人グループは、完全循環型リサイクルシステム「エコサークル」などにより、ライフサイクルにおける環境負荷の低減に取り組んできましたが、さらに推進するためには、設計段階で負荷を低減することが不可欠です。そこで環境配慮設計の方向性や基準を明らかにし、さらにグループ内に定着させてその製品やプロセスの拡大を目指すために制定したのが「環境配慮設計ガイドライン」です。

「環境配慮設計」の認定審査は、(1)省エネ (2)省資源 (3)安定性 (4)環境保全性 (5)情報の提供 (6)製造段階における環境負荷低減、という6つの側面から構成されたチェックリストに基づき行なわれます。このうち素材メーカーである帝人の工程は「製造段階における環境負荷低減」が主体で、残りの5項目は他社工程となりますが、「原料・素材用」と「完成品用」の2種類を定め、調達、生産、使用、廃棄という製品のライフサイクル全体の環境に与える影響を判定します。この「環境配慮設計ガイドライン」により、環境配慮設計製品が20製品認定されました。

これらのうち、たとえば「炭素繊維テナックス」は、製造段階ではほかの素材に比べて単位重量あたりの環境負荷は大きいが、風力発電のブレード部分や航空機、車両といった完成品になると、軽量で強度があるため、燃費を下げ大幅な省エネルギーにつながります。環境配慮設計ガイドラインの制定により、このような素材の利用が大きく進めば、環境に配慮した製品やプロセスの拡大が進むと考えられています。

帝人グループでは、環境経営の3つの柱に基づいて「CO2排出量の削減を2020年までに20%削減(1990年比)する」という長期目標をたて、「環境の帝人」を目指して、温暖化防止を推進していくとのことです。

帝人グループの3つの柱からなる「環境経営宣言」が説明されたパネル
(環境展示会「エコプロダクツ2008」にて)
 
炭素繊維テナックスが使われた自動車のボディ。燃費向上に貢献する軽量素材で、鉄の10倍の強度を持ちながら軽さは鉄の1/4。
“象が踏んでも壊れない”プラスチック体験エリア。軽くて衝撃に強いプラスチックを足で踏んで実感する来場者
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